Works

Babel

2023.11

《ARの大木》 使用アプリケーション:Brender(3DCG制作), Adobe Aero(AR[拡張現実]) H3347 × 2148 × 2217cm
《陶の子供像》 陶土,釉薬 H90 × 28 × 24cm
《ゴムの木》 フィカスバーガンディ サイズ変動

子供がゴムの木の水やりを終えて宙を見上げている。目線の先は空ではなく、非現実なほどに大きく成長したゴムの木のイメージである。

本作は「Art & Craft 寺家回廊17th.」に際して横浜市青葉区寺家町の畑の脇に展示された。

陶の子供像の向かいには作者が育てたゴムの木が植えられている。そのゴムの木をAR(拡張現実)アプリケーションを用いてスマートフォン越しに見ると、30m超の異様な大木へと成長した姿を目にすることができる。

作者の名前「幸久」と同じ「永久の幸せ」という意味の花言葉を持つゴムの木は、作者の可能性の象徴であると同時に、作者が育てる後進の象徴でもある。

そのゴムの木を、作者の現在を象徴した陶の子供像が育てようとしており、作者とその後進が限界を逸脱するほどに成長するイメージをゴムの木に重ねて仰ぎ見ている。

Babel_ARの大木
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